「求人広告」は皆さん一度は見たことがあると思いますが、アメリカでは職を求めるために、新聞を活用して「求職広告」を掲載する例があります。しかし、今や時代はネットの時代。インターネット広告が、TVに次いで第2のメディアになった今、職を求める人が、雇用主に対して「私にはこういう能力があり、こういう仕事を求めています。私を雇うとこんな良いことがあります」とアピールする「求職広告」をGoogleアドワーズ(検索エンジン広告)を活用した人がでました。
リーマンショック以降の世界的な不況を受けて、広告業界でのレイオフも続き、なかなか自分が働きたい企業で職を得ることは難しくなっています。求人を待っているだけではチャンスは訪れない中、発想力やユーモアが勝負の広告業界で、ターゲットを狙い撃ちしたクレバーな「求職広告」になっています。
上記ムービーの内容は、ニューヨークの広告業界で活躍する大物クリエイティブ・ディレクターの名前を検索すると、検索したディレクターの名前、たとえばIan Reichenthalの場合、「やあ、イアン。自分の名前を検索するのは楽しいよね。僕を雇うともっとも楽しいよ!」と名指しの広告が表示され、この求職活動したBrownstein氏のウェブサイトへ誘導される。
このキャンペーンのおかげで彼は、現在大手広告代理店のヤング・アンド・ルビカムで働き、この「求職広告」でアメリカクリエイティブの最高の賞、よりクリオ賞やOne Showのペンシルも受賞したとのことでした。
以前、クライアントが広告会社へのピッチ(競合)のオリエンをTwitterを活用して呼びかけた事例を紹介しましたが、それや今回の事例、インターネットの時代になり、変化がでてきていますね。
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